もにかのオタク語り

好きな人の真似事で句読点を使いません

【完結編】不純な動機でオタクが山に登る

ただ、言葉を交わしただけだけど守りたいと思った 絶対に達成したかった 最後までやりきった そんな今は清々しい気持ちと達成感で満たされている

 

遡ること約半年前…

Twitter(新X)を京都駅のホームで、塩見岳*1って山があるらしいよなんて投稿を見かけて良いなって思った 思ったら即行動 翌日には会社の登山趣味の人にどんな山か聞きに行った そしたら、素人が登れる山じゃないよって言われて、「それなら諦めよ〜」なんて軽く思ってた

登ろうと思ってたことすら記憶の彼方に行ってしまっていた そして、転機は4/29にやってきた

チェキチャ*2で約1ヶ月ぶりにウッキウキで塩見ちゃんと話してたら急に、「山登るんだよね?」って言われた 咄嗟に出た僕の返答は「当たり前じゃ〜ん」 うーん、今思い出してもやっぱりおバカ でも、大好きな推しメンさんに登る意思を示したのだから引けるわけが無い そんなこんなで、山登りなんて全くした事の無いド素人が塩見岳登頂を目標に山登りを始めた

 

会社で山登りを趣味にしている上司に相談したら、塩見岳に登るまでのロードマップ、"Road to SHIOMIDAKE"を組んでくれた 初心者だからこそ楽しく始めて欲しいとの事で見晴らしのいい山を最初は沢山登った もちろん楽ではなかったけど、山頂まで登ったからこそ見られる景色は最高だった 疲れなんて吹き飛ぶ 初めて1ヶ月で標高差が*31000mを超える山も登れるようになってきた アルプスのある長野に登山遠征もしたし、とにかく楽しみながら山登りの経験を積んでいった

 

もちろん楽しい事ばかりではなくて課題もある 行程が長い山ほど時間はかかるし体にかかる負荷も大きい 早朝から登るので生活リズムは狂いまくりだし、下山中は足が痛すぎる 苦しいこともあったけど山頂の絶景と約束を守りたいという気持ちで登り続けることが出来た

 

そして来るべき9/29

とうとう登る日がやってきた 朝…というか前日の23:30に集合して3:30から登山スタート 眠すぎる… 天気は前日までの予報で晴れのち曇り 山頂での景色には期待できないかなって気持ちと、足を痛めるのではないかという不安を抱えながら登った 心身ともに辛かったけれど山頂まで懸命に8時間歩き続けた そこで見れたのは絶景 少し雲はあったものの山頂まで登ってきた者たちを迎える絶景はそれまでの後ろ向きな気持ちの一切を吹き飛ばしてくれた ここまで来れてよかった…

でも、これだけじゃ終わらないんですよね!

 

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塩見だけ(岳)だよ〜

 

やってやりましたよ!(ドヤ)

これを言うためだけに山登り始めたんです ものすごい達成感に今もまだ包まれています

 

ちょっとした一言で始めた登山 オタクはやれば出来るんだぞっていうのを見せられた気がしている 自分の中にも多くのものが積もった 登山も立派な趣味の一つになったしこの5ヶ月ほどは例年以上に充実していたと胸を張って言える

 

最後に、ここまで連れてきてくれた登山を通じて知り合った方々に精一杯の謝辞を ありがとうございます

*1:長野県伊那市静岡県静岡市葵区にまたがる標高3,052 mの山

*2:オンラインの特典会

*3:登山口から山頂までの高低差

聖地巡礼@大津市/あわら市

趣味とは何か 無論、好きな事柄のことである

 

では、自分にとっての趣味は何か

最近始めた登山?YES

この1年で大いにのめり込んだアイドル?YES

発売当初から取り組んでいるeスポーツ?YES

 

けれど、今回書くのはもっと昔から好きなこと… 物心ついた時からずっと好きだった…

アニメ・マンガ鑑賞?YES!YES!YES!YES!YES!

もう少し詳細に表現すると、好きな作品の舞台となった地、いわゆる聖地を回る行為について そう、聖地巡礼について書く

 

事の発端は先週の出来事 ちはやふるの原画展とサイン会に行ってきた 詳細は↓↓

尊敬する漫画家さんの原画展とサイン会 - もにかのオタク語り

 

大好きな作品の原画に触れ、作者の先生と言葉を交わし、居てもたってもいられなくなった 作品を感じたい、感謝の気持ちを伝えたい そんなこんなで聖地巡礼を強行した

 

今回足を運ぶことにした聖地は、滋賀県大津市近江神宮と近江勧学館、福井県あわら市

近江神宮は4月以来5か月ぶり あわら市ら去年以来約一年ぶりの来訪 ウキウキしながら電車に揺られる

 

近江神宮/近江勧学館

作中で度々登場する、競技かるたの聖地近江神宮と近江勧学館 近江神宮の朱色の楼門は何度見ても美しい 圧倒的な存在感 

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楼門の前の長い階段を上る度、初めて綾瀬千早と若宮詩暢がすれ違った高校1年の高校生選手権を思い出す 他にもこの階段でのシーンは描かれているが個人的な1番はやはりこのシーン クイーンの座をめぐって競い合うライバルが初めて出会ったこのシーン 何度読み返しても鳥肌が立つ屈指のシーンだと思っている

そして楼門をくぐり、外拝殿 ここで思い出すは瑞沢高校かるた部顧問、宮内先生のセリフ 

 

「願い事は礼儀正しく差し出しなさい」

 

初めて全国大会で近江神宮を訪れた部員たちに伝えた言葉 そんな言葉に影響されてどの神社でも参拝する時は丁寧に時間をかけて参拝するようにしている けれど、この神社で願い事はあまりしない ちはやふるという作品へ、ちはやふるを生み出してくださった末次先生への感謝の言葉を礼儀正しく差し出すことにしている ありがとうございます

 

そして次は、近江勧学館 

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かるたの大会が数多く開かれる ここでの練習会も盛んに行われている 入口入って右手側には机くんノート*1なるものが置かれている

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かくいう私も訪れる度にこのノートに書き込みをしてきた そして今回は記念すべき20冊目の机くんノート 表紙は作者の末次由紀先生が描かれた本物の机くん そんな記念すべき20冊目にも書き込みをさせてもらった もし、これを読んだ後に訪れる人がいるならばぜひ書き込んでいって欲しい

今回の来訪では、かるた会が練習をしていたために訪れることが出来なかったが、数々の名勝負が描かれた浦安の間を始めた試合会場も見学できる 畳張りの空間に足を踏み入れれば、数々の名勝負がフラッシュバックする 語り出せばキリがないが本当に素晴らしい体験ができる また見学させてもらえる日を楽しみにしよう

他にも社務所からただの道でさえ作品に描かれたところばかり ここへ来る事でしか得られることの無い栄養がある 線路や駅だって全部全部愛おしい

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福井県あわら市

綾瀬千早が競技かるたを始めるきっかけとなった人物、綿谷新が暮らす福井県あわら市

聖地が集中するエリアの最寄り駅は芦原温泉駅 2024年春には北陸新幹線が開通するとのことでアクセスしやすくなるのだろうか

 

そんなあわら市の聖地1箇所目はあらた坂

祖父をなくしたショックで一時かるたから離れていた綿谷新に綾瀬千早と真島太一が東京から会いに行く 福井を訪れた2人が新たとすれ違ったシーンの舞台となったのが、このあらた坂である 作中での3人のかるたはここから始まったと僕は思っている そんな始まりの地がここ 感動だ…

道の両側には桜の木が植えられているため春になるととても美しい道になるらしい 次は春にここを訪れてみたいものだ

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聖地2箇所目は浦安橋

作中で3人は再開したもののギクシャクしたまま別れることになる 千早と太一が電車に乗って福井を去るがそれを新か自転車に乗って追いかけるシーンがある そんな新が自転車で追いかけたのがここ浦安橋 必死になって自転車を漕ぐ新のシーンが浮かんでくる あー、エモい… そんな思い出のある橋だから3人のアクキーと共にパシャリ

丁度よく、特急しらさぎが走っていったのだが撮る用意が間に合わず失敗した…

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他にも東京や福岡にも作品のモデルとなった聖地が数多く存在する 作品をもう一度読み直して、また全国の聖地を回りたい 楽しい時間はあっという間 書いている今は帰路の途中 あー、早く帰ってマンガ読み直したい

ちはやふる大好きです!

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好きな作品がある方 もし時間があれば、聖地巡礼をしてみてはいかがでしょう? 意外な楽しみや発見があるかもしれませんよ

 

*1:作中に登場する机くんが表紙に描かれた交流ノート。作中では机くんが対戦相手の情報をノートにまとめているシーンがある

尊敬する漫画家さんの原画展とサイン会

久しぶりにブログを書きたいと思ったのでキーボードを打つ 1人で島根まで自動車遠征 1人の車内はカラオケルーム お気に入りの曲を流して、着く頃には喉のライフもガソリンタンクも激減 島根はガソリンが180円台ばかりで高すぎて泣いた 

 

さて、今回は以前までと少し違う アイドルじゃなくて好きな漫画の原画展とその作者のサイン会

 

ちはやふる*1という少女漫画がある 島根県出雲市で開催されたその原画展と、作者である末次由紀先生のサイン会に参加してきた

 

自分がこの作品に出会ったのは中学生の時 立ち寄った本屋でこの作品の2巻の表紙を見て惹かれたのがきっかけ(なぜ2巻だったのかは覚えてない) 読めば読むほど惹き込まれる 何かを頑張るって眩しい 憧れの感情と共に読み進めては深みにはまっていった 単行本で原作を追い続け、アニメ化や実写映画化(実写映画化を敬遠する人もいるけどこの作品は本当にすごい仕上がりだから見て!)も見てきた 国内で作品のモデルとなった舞台、いわゆる聖地はほぼ全て回った 特に近江神宮*2には年6回くらい参ってる それくらいに好きな作品

 

 

 

 

そんな大好きな作品の原画展が2022年から東京、福岡、名古屋、神戸、出雲の全5ヶ所で開催された その原画展開催中に各会場で150人が抽選で選ばれ、サイン会に参加できる 全ての会場の抽選に応募してきたが落選*3の連続 落選… 久しぶりに感じる絶望 落選メールを受け取る度にこの世の終わりじゃないかってくらい落ち込んだのを覚えている 特に連載が終了した直後の名古屋公演で落選した時は酷かった 直接、「連載お疲れ様でした」って伝えたい思いが強かったから…

それでも、最後の最後で出雲開催のサイン会に当選できた 飛び上がるほど嬉しかった! 人間、最後まで諦めちゃいけないんだなって改めて思った

 

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前日入りして、原画展を見て回る この原画展自体はもう7回目(各会場1回で名古屋だけ3回)  そんなに何度も見て面白いの?と思う人もいるかもしれない もちろんそんなのは人によると思うよ でも自分は好きだから何度も足を運んだ 会場によっては原画が増えてることもあった 毎回片手にハンカチ持って泣きながら、鼻水すすりながら見て回った テーマに沿って原画が並べられていてストーリーを思い出しては感動してた この漫画を手がける際に、競技かるたに初めて触れる先生がどうやって作品を描いてきたかがわかる資料、そして最後には先生のインタビュームービー この作品をここまで好きな人間が泣かずに回る方が無理って話 最後のムービーは物凄く心に刺さっていた

 

そしていよいよ、サイン会 末次先生のサイン会は初めてではないが5年ぶり 緊張でガタガタに震える… 頭の中で伝えたいことの優先順位をつけて整理する 自分の身だしなみは変じゃないかスマホのインカメで何度もチェック 人って字を何度も掌に書いては飲み込む いや、緊張止まらん 体の震え止まらん… この1年、アイドルの特典会で接触に慣れたつもりだったけど全くダメでした

1人でそんな葛藤をしていたらあっという間に自分の番 まずは、挨拶をしてから書いてきた手紙を手渡す どこから来たのって話、好きなキャラクターの話、先生のブログの話をしてたら一瞬で終わってた 本当に楽しかった 先生への謝辞の言葉を伝えたれたことが本当に嬉しい 一人一人のファンと言葉を大切に交してくれたことがありがたい 出雲まで来て良かったと心の底から思えた

 

サイン会が終わったことで、自分にとっての2022年から始まった今回の原画展も終幕 楽しかったけど終わりはやっぱり寂しいね こんな素敵な機会がまたあるかは分からないけれど、その時を待ち続けるよ

 

 

無事に岐阜へも辿り着きました ガソリン代の安さにちょっぴり安堵

 

 

 

おまけ

先生がサインの日付を間違えられて、作中に登場するダディベアのイラストを描いてくれた ありがとうございました

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*1:BE・LOVE(講談社)にて連載されていた日本の少女漫画。競技かるたを題材とした漫画であり、現実の競技かるた界にも大きな影響を及ぼした

*2:滋賀県大津市にある神社。小倉百人一首の一首目を読んだ天智天皇を祀っており、競技かるたの名人・クイーン戦や高校生選手権等の大会が開催されている

*3:この世の終わりの意。一日はメンタルが壊れて人としての活動が困難になること。

【雨トレーニング&登山道具の紹介】不純な動機でオタクが山に登る

こんにちは

 

雨トレ

今回また山に登ってきたのでその話を書く

今日のお目当ての山は伊吹山*1

だったが雨雲がかなり発達していて登るのは危ないと判断し断念… 代案として今回は鳩吹山*2西山*3を縦走してきた

今までは装備が不十分なこともあり悪天候の中で登れる状態ではなかったが後述の雨具を購入したことで悪天候でも登れるようになった

やはり、山の天気は変わりやすいらしい 最終目標を考えれば雨の中登る訓練も必要なためパーティーメンバーに頭を下げて雨トレスタート!

 

うーん、めっちゃ雨 視界は最悪 顔面に雨がバシャバシャ当たる 地面はぬかるみと水たまりだらけ そんな大したことの無い岩壁も滑るからいつも以上に神経を使う 下山の頃には斜面が小川みたいになっていて神経すり減った 写真だと伝わらないのが悲しい…

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そんな悪天候でも登りきって、よし!頂上に着いたぞ! いや、なんも見えへんが…

山頂にたどり着いた時の達成感は絶景あり気なんだなと思い知らされた 水蒸気の塊しか見えません
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塩見岳に登る時はこの雨トレが意味なかったと言えるくらいのドッピーカンに晴れていて欲しいな

 

で、下り 休憩所の東屋になんだか可愛らしいディスプレイがあった だから、いつもの あー、可愛いねぇ すっごい可愛いよ
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雨の中登ったよってことで今回は終わり そんなに高くない山だったけど雨の中でのアップダウンを経験できて良かったかな

お疲れ様でした
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道具紹介

最後に今回までに揃えた装備紹介

メーカーは基本ノースフェイスで揃えた 形から入りたい性分なのと、最初から高額をかけることで目標達成までの退路を経つ作戦 ノースフェイスというメーカーにしたのは最初に買った登山靴がノースフェイス製で統一感を出したかったから 結構な額が吹き飛んだ アイドル現場から離れてそれなりに経ったが、まだまだ金銭感覚が正常に戻っていないらしい 特典会のランダム券なら何枚…指名券なら…と指折り数える 結局オタクということです(泣)かなり脱線した…

 

素材は基本的にGORE-TEX素材をチョイスした 雨具として非常に優秀 撥水に優れていて雨の中を行動しても雨具から内側は全然濡れない 多少値が張っても良い装備を揃えるのは長く続ける上でとても大切だね

色はリンクと異なるものもあるので括弧書きを参照

 

  • 帽子(黒)
  • 雨具

ジャケット(オリーブ)

パンツ(黒)

  • レイヤー(黒)
  • Tシャツ(緑)

ナイロン100%の4000円くらいの元々持っていたもの

  • ハーフパンツ(緑)
  • タイツ(黒)
  • ソックス(黒)
  • グローブ(黒)
  • ザック(黒)
  • 靴(黒)

 

不純な動機なんてタイトルで言いつつも、普通に山登りが好きになってきている

それではまた次回!

*1:滋賀県岐阜県にまたがる標高1377mの山。日本百名山の一つ。

*2:岐阜県可児市の標高313mの山

*3:愛知県犬山市の標高339mの山

【初登山編】不純な動機でオタクが山に登る

こんにちは

 

たかが挨拶 されど挨拶

山では他の登山者とすれ違う際にこんにちはと挨拶をするらしい 挨拶って気持ち良いから好き 言っても言われても清々しい気分になる

意味不明な行動理由と持ち前の軽すぎるフットワークでで塩見岳登頂を目指すオタクが初めて登山をした話を書く

 

前回のブログ(【きっかけ・準備編】不純な動機でオタクが山に登る - もにかのオタク語り)で登山靴を買ったことは報告した通り

山を登る決意を決め行動に移した…

と、言ってもだ 登山を全く知らない人間がどんな山に登ればいいのかなんてさっぱり分からない 登山趣味の知人、もとい会社の登山上級者な上司に早速相談 相談をしたら山を選んでもらっただけではなく、パーティーを組んで登山することに 上級者の上司、中級者の先輩、初心者の僕の3人パーティー

余談だが、相談した上司は塩見岳に登りたいってことも、登って何をしたいかも知っている 「清廉潔白な理由だ!」なんてわけのわからない言葉を頂戴し、是非やり遂げて欲しいとの事で応援してくれているしアドバイスも頂いている 実際に山へ着いてきてもくれる とてもありがたい

 

そして、私が初めて登った山は岐阜県納古山*1遠見山*2 この2つの山を縦走*3する事が僕の初登山となった

 

初めての登山ということで低山かつ、山登りを楽しいと思ってもらえるように景色の良いこの2つの山を選んでもらった メインは納古山であったが体力に余裕があったため遠見山への縦走が追加コースとなった 

 

登山の朝は早かった 朝5時にパーティーが集合し山へ向かう ちなみに自分は3時半起き(集合場所が遠いから仕方ない…) ここまで早く起きることにももちろん理由がある 5月とはいえ夏日を更新することが増えてきており、涼しい内に登ってしまおうという体力面を考慮した作戦だった 

眠い目をこすりながら、遠見山登山口最寄りであるJR高山線の下麻生駅に車を停め、電車で納古山登山口最寄りである上麻生駅へ移動して登山スタート (ちなみに、体力が切れていたら途中で来た道を折り返して電車で車まで戻る予定だった)

 

正直、登山を舐めてた… これ、道なんですか… 木の根っこはボコボコしているし落ち葉や石がゴロゴロ転がっている 歩きにくいことこの上ない 前日に雨が降っていたこともあり地面はぬかるんでいるし滑りやすくなっていた 足を滑らせて滑落しないように細かい歩幅で、道中で足をつったりしないように真っ直ぐ足を下ろすことを意識して進む 普段とは違う歩き方に慣れてきた頃、そいつは現れた…

壁やん…

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3~4m位の岩壁 数字で聞くとそんなに高くないけどかなり高く見えた 壁には足を十分にかける場所もない 中級者に登り方を見せてもらいながら見様見真似で登る ポイントは常に3点で体を支えること 両手両足を使い岩壁を登る 登りきった後の達成感やばい…

その後も滑る地面や壁を越えて頂上へ…

低山とはいえ600mを超える標高 一山登った達成感も相まって最高の景色だった!

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塩見ちゃん、納古山頂上でこれがのこりんだよ(まじで限界だな)

塩見ちゃんのポーズなんか山っぽくてこのチェキでパシャリ

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アクスタも持って行ってのこりんとパシャリ のこりん、大きいね のこりん、ちょっと怖いね

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頂上という空間で周りの登山客に紛れながら異彩を放ちつつも満喫した()

 

小休憩を挟んでそのまま遠見山へ

先に登った納古山より標高が低いため、山道を下っていく 下っていく際も歩き方のポイントは同じ 追加して、踏み出す足に重心をかけず体と一緒に重心を移動させる 万が一転んでしまった時に尻もちがつけるようにするためらしい ちなみに、1回だけ転んだ 肝を冷やしたがポイントを押えていたため尻もちを着きズボンを少し汚すだけで怪我することなく済んだ 手を着いたけれど軍手(後々グローブを買うつもり)もしていて手の方も大丈夫!

1度転んだ以降は特に問題もなくテクテク進む すれ違う人達と挨拶を交わしながら進む そして、遠見山も難なく制覇 テレビや新聞でも紹介された、通称岐阜のグランドキャニオンで綺麗な景色を眺めつつ初めての登山終了!

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荒くなった息遣いと大量の汗と体の疲労 あっという間の時間で残ったのは達成感と爽快感 これははまっちゃうわ…

 

最後に行程(上司のYAMAPというアプリのデータをスクショ撮ってもらった)

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登った後に銭湯へ行き、汗を流しサウナで整う いや、サウナ神 マジで神 登山からのサウナ これ、毎回やることにします()

 

一晩経って筋肉痛もなし 次はもう少しレベルを上げた山でも行けそうか? 今回、岩壁を降りるコースがなかったので最終目標を考えればそういうルートが経験できる山がいい ただ次は距離を伸ばすだけにしようと思う

焦って実力以上の山に挑戦しても痛い目に遭うだけだろうからね

 

初登山、楽しかったです!

それではまた次回

 

 

*1:濃尾平野と飛騨山間部の接点に位置する標高633mの山

*2:納古山の隣に位置する標高272mの山

*3:山頂に立ったあと下山せずそのまま次の山へ向かうこと

【きっかけ・準備編】不純な動機でオタクが山に登る

 

きっかけ

1ヶ月くらい前のブログだっただろうか…

今やりたいことの一つに塩見岳*1へ登ると書いた オタクのツイートを見て良いなと思った登山 推しと同じ名前の山に登って推しの名前を叫ぶ 僕もこれがしたくて登山を始める 狂気とも言える、思いつきと大きすぎる愛 そういう良い意味で狂った言動が大好きで推し以外にオタクのこういう所から活力を得ている()

 

話が逸れたが僕は他人に影響されやすい そんな僕は「登山してみたい!」なんて軽率な発言をSNSという広大な海の中に投げ込んだ 投稿してから時間が少し経っていて書いた本人すらその事を忘れかけていた…

そんなある日、チェキチャというオンラインサービスで推しと話をしていた 不意に「山登るんでしょ?」と爆弾が投下される 強がりで見栄っ張りな僕は「もちろん!」と即答した 条件反射だった 後に引けなくなった そんな僕はすぐに行動を開始した

 

登山靴を買う

装備品を揃えよう 最初に行動を起こしたのはこれ

ツイートした頃に山登りに関する知識をある程度入れていたのでまずは装備品の中でもマストアイテム、登山靴を購入するために近隣のスポーツ用品店へ向かった 向かったはいいのだが…

 

いや、分からん!

 

靴選びについてインターネットで事前に調べていたものの何も分からない 目標としている山の標高からどのタイプの靴を選べばいいかは調べていたけれど、どのメーカーを選べばいいとか分からない スポーツ用品店の小さなコーナーでさえ数種類のメーカー、20程度の登山靴がディスプレイされている…

この日は何の成果を得ることもなく帰宅した 店員さんにアドバイスを受ければ良かったのだが極度の人見知りが発動し声をかけることすら出来なかった 情けなさすぎて涙が止まらない…

店を訪れた後日、幸いにも登山を趣味としている知人が何人かいたためその内の一人に声をかけ店舗へリベンジ 2人で靴を吟味している間に結局店舗スタッフも加わりあーでもない、こーでもないと3人で靴を選ぶ

靴選びで大事な事は自分に合ったものを選ぶ事 当たり前だが選ぶ際のポイントもある 長時間歩くことになる為サイズ選びが非常に重要 靴擦れを起こすと非常に苦しいからだ 足の指先が靴に当たらず、1cm程度隙間があるのがベストサイズとのこと メーカーによって靴の横幅も様々で横の靴擦れもケアしなければならない…

背負うザックの重量によってソールや靴底の硬さ選びの要素も出てくる…

 

いや、むっず! 1人じゃ絶対に無理!

 

経験者で達者な2人のアドバイスを受け、試し履きや軽く歩いたりを繰り返すこと1時間 ようやく自分の相棒が決まった

 

The North Face 

Creston Mid Neo FUTURELIGHT NF52320

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店の人曰く、この靴で目標の塩見岳まで行けるだろうとのこと 素人なのでここは玄人の意見に全幅の信頼を置くことに 履いた感覚やデザイン、色味を総合的に判断ししっくり来たものを購入 下手に登山グッズを取り扱うメーカーよりThe North Faceというカジュアル寄りなメーカーだったのも選択理由の一つ

山登りは準備の段階から大変だ… けど、時間をかけて選んだこの相棒と山を登るのが楽しみ その他の装備品であるウェアやザックはデザインや利便性からまた次の機会に購入していくことに決めている

早速今週末に低山だけど登山の予定を立てている わくわく!

 

他人の言動に影響されやすく、信念を持って生きていない優柔不断な僕が軽率な理由で山登りを始めます 目標達成のその時まで温かい目で見守ってくれると幸いです

 

オタクの行動力は無限大!

*1:長野県伊那市静岡県静岡市葵区にまたがる標高3,052 mの山である。赤石山脈南アルプス)中央部に位置し、山頂周辺は南アルプス国立公園の特別保護地区に指定されている。

【読まなくていいよ】オタク人生の閉幕

このクソデカ感情はなんだ 胸に溜まったモヤモヤを吐き出したい 多分これはロスとか楽しかったってあれこれ 良い思い出ばかりだったな あっという間に感じた僕のオタク人生を振り返る

 

さてまずは、ここで言うオタクの定義だけ明確にしようか

 

アイドル、アニソンアーティスト、声優が好き

やはりコレだろう アニメや漫画のような二次創作も好きだけど今回はコレ

アイドル、アニソンアーティスト、声優の世界

 

僕のオタクの始まりは声優 大好きだったライトノベル作品がアニメ化され、それを見た時のOPテーマを声優が歌っていた キャラクターソングってやつかな? はっぴぃ にゅう にゃあ って曲なんですけど… 年越しの瞬間に聞いているオタクさんは多いはず()

まあ、そんな所から声優とかアニソンと呼ばれる文化がある事を知った 当時はまだ小学生 近所のTSUTAYAでアニメのDVDやCDをレンタルしまくって親に内緒で見たり聞いたりしてた 今思えばこれがオタク人生の開幕

 

そこから暫くはアニメを見たり音楽を聴くだけだった

高専に入学してからターニングポイントがやってきた ラブライブである 作品としては知っていたし曲も聞いていた スクフェスってソシャゲがありましたよね(今もあるのかな?) あれで今まで以上に引き込まれた

この時に、声優が歌って踊るライブをしていることを知った バイトを始めてお金もそれなりに持っていたからなんとなくライブに足を運んだ 初めてはLV(ライブビューイング)だったけどものすごく楽しかった 周りに合わせて何となくペンライトを振ってコールをする こんなに楽しい世界があるのかと知った瞬間

その後は当分LVに足を運んでた そんな折、友人にライブに誘われた LVではなく会場で見るライブ

会場に響く轟音 肌で感じるファンの熱量とコール 色々な角度から見られるステージ 何もかもがLVでは感じられなかったもので最高の時を過ごした

その時の体験が忘れられない そこからはもう、好きだった声優、よく聞くアニソンアーティストの現地ライブに足繁く通うようになった この頃に高速バスや青春18切符の使い方を覚えて全国各地を飛び回った 懐かしいなぁ 移動も含めて遠征は楽しかった

 

交流用のTwitterを作ったり、実際に現地でエンカしたり… 仲良くなった人達とイベント関係なしに飲み会をしたりスポッチャに行ったりもした 当時の自分がエンカ厨だったのを思い出して今の自分はどうしてここまでこじらせた陰キャになったのか首を傾げるばかり

その頃の人達との交流はほとんどなくなってしまったけれどライブも、その後のあれが良かった、これが良かったって語らう飲み会も、ライブ関係なしのファン同士の交流も本当に楽しかった

 

知り合ったオタクに別のアイドルやアーティストを紹介したりされたり… そんな中でアイドルと呼ばれる存在を知り、現場にも行くようになった 声優とは打って変わった激しい振りコピにコールの嵐 終演後の握手会、チェキ会はド緊張してたな(それは今もだけど) 声優のライブがやっぱり好きだったからなのか、当時はそんなにハマらなかったけれどこれも今を思うと運命だったと感じている

 

2020年 世界はコロナ禍により暗雲が立ちこめた 声優を始めとした各種ライブも巻き込まれた 申し込んでいたライブもどんどん中止になっていく そこからはもう何もかもがつまらなかった 暫くは配信されている楽曲を聞いて楽しんではいたけれどやっぱり何か違っていてどこかつまらなかった ゲームをしてみたり読書をしてみたり どれも楽しくはあったけれど心の底から湧き出る高揚感みたいなのは感じていなかった

 

1年、2年経って徐々に復活を始めるライブ 幾つかのライブに行ってみた だけど声は出せないしただステージを見つめるだけ もちろんそれも楽しかったけど120%楽しんだとは言えなかった もうライブに行くのもやめようかなって思ってた頃だった

そんな折、友人にライブに誘われる 数年ぶりに会う友人でもあったし長期休暇中で時間もあった だから重い腰を上げてライブに行くことにした 遠征した先で友人がスマホ裏からおもむろにチェキを取り出して会場と写真を撮っている 後から色々聞いてみるとなんか色々布教された

その後、自分でも布教されたアイドルを調べたり曲を聴いたりして直近でライブがあることを知った 会場もそんなに遠くなかったしまた軽率に足を運ぶ…

 

運命の出会いだった どこかつまらなかった世界に一気に色が着いた 僕の友人たちは何事だと思った事だろう それくらいの勢いで現場に通うようになった また声優にハマったのかと声をかけてくれる友人もいた 声優じゃなくてアイドルだぜ? ドヤ顔で返してやった

久しぶりの声出しもこの現場だったし10年近いオタク人生の中で最も楽しんだ現場だった ライブハウスの近すぎるステージも、ファンと一緒に打つコールも、推しメンと話せる特典会も全部楽しかった 今までの経験で得た知識や楽しみ方も全てこの為にあったと本気で思っている

過去形の文章になっているのは寂しい また会えると思っているけど、もう会えないかもしれないと思っている自分もやはりいる 矛盾してるな

 

最後にほんの少しだけ過ごせた大好きな現場を超えるものが今後の人生で現れるとは思っていないしハマりたいとも思わない 上澄みだけの綺麗な部分しか見ていなかったかもしれない 過去の栄光にしがみつくのはかっこ悪い気がするけどそれでもいい この思い出はきっといつまでも僕のオタクとしての1番の思い出なんじゃないかな 決して色褪せない 最高にカラフルな思い出だと思う

誰かにライブへ誘われたら友達付き合いもあるし気分で足を運ぶこともあるだろうけど本気で好きになったりはしないのかな…なんて思ってる

 

だから僕のオタク人生はこれで一旦おしまいかな 大好きなグループの復活やソロが本格的に始動したら戻ってくるからその時はまたよろしくね