もにかのオタク語り

好きな人の真似事で句読点を使いません

尊敬する漫画家さんの原画展とサイン会

久しぶりにブログを書きたいと思ったのでキーボードを打つ 1人で島根まで自動車遠征 1人の車内はカラオケルーム お気に入りの曲を流して、着く頃には喉のライフもガソリンタンクも激減 島根はガソリンが180円台ばかりで高すぎて泣いた 

 

さて、今回は以前までと少し違う アイドルじゃなくて好きな漫画の原画展とその作者のサイン会

 

ちはやふる*1という少女漫画がある 島根県出雲市で開催されたその原画展と、作者である末次由紀先生のサイン会に参加してきた

 

自分がこの作品に出会ったのは中学生の時 立ち寄った本屋でこの作品の2巻の表紙を見て惹かれたのがきっかけ(なぜ2巻だったのかは覚えてない) 読めば読むほど惹き込まれる 何かを頑張るって眩しい 憧れの感情と共に読み進めては深みにはまっていった 単行本で原作を追い続け、アニメ化や実写映画化(実写映画化を敬遠する人もいるけどこの作品は本当にすごい仕上がりだから見て!)も見てきた 国内で作品のモデルとなった舞台、いわゆる聖地はほぼ全て回った 特に近江神宮*2には年6回くらい参ってる それくらいに好きな作品

 

 

 

 

そんな大好きな作品の原画展が2022年から東京、福岡、名古屋、神戸、出雲の全5ヶ所で開催された その原画展開催中に各会場で150人が抽選で選ばれ、サイン会に参加できる 全ての会場の抽選に応募してきたが落選*3の連続 落選… 久しぶりに感じる絶望 落選メールを受け取る度にこの世の終わりじゃないかってくらい落ち込んだのを覚えている 特に連載が終了した直後の名古屋公演で落選した時は酷かった 直接、「連載お疲れ様でした」って伝えたい思いが強かったから…

それでも、最後の最後で出雲開催のサイン会に当選できた 飛び上がるほど嬉しかった! 人間、最後まで諦めちゃいけないんだなって改めて思った

 

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前日入りして、原画展を見て回る この原画展自体はもう7回目(各会場1回で名古屋だけ3回)  そんなに何度も見て面白いの?と思う人もいるかもしれない もちろんそんなのは人によると思うよ でも自分は好きだから何度も足を運んだ 会場によっては原画が増えてることもあった 毎回片手にハンカチ持って泣きながら、鼻水すすりながら見て回った テーマに沿って原画が並べられていてストーリーを思い出しては感動してた この漫画を手がける際に、競技かるたに初めて触れる先生がどうやって作品を描いてきたかがわかる資料、そして最後には先生のインタビュームービー この作品をここまで好きな人間が泣かずに回る方が無理って話 最後のムービーは物凄く心に刺さっていた

 

そしていよいよ、サイン会 末次先生のサイン会は初めてではないが5年ぶり 緊張でガタガタに震える… 頭の中で伝えたいことの優先順位をつけて整理する 自分の身だしなみは変じゃないかスマホのインカメで何度もチェック 人って字を何度も掌に書いては飲み込む いや、緊張止まらん 体の震え止まらん… この1年、アイドルの特典会で接触に慣れたつもりだったけど全くダメでした

1人でそんな葛藤をしていたらあっという間に自分の番 まずは、挨拶をしてから書いてきた手紙を手渡す どこから来たのって話、好きなキャラクターの話、先生のブログの話をしてたら一瞬で終わってた 本当に楽しかった 先生への謝辞の言葉を伝えたれたことが本当に嬉しい 一人一人のファンと言葉を大切に交してくれたことがありがたい 出雲まで来て良かったと心の底から思えた

 

サイン会が終わったことで、自分にとっての2022年から始まった今回の原画展も終幕 楽しかったけど終わりはやっぱり寂しいね こんな素敵な機会がまたあるかは分からないけれど、その時を待ち続けるよ

 

 

無事に岐阜へも辿り着きました ガソリン代の安さにちょっぴり安堵

 

 

 

おまけ

先生がサインの日付を間違えられて、作中に登場するダディベアのイラストを描いてくれた ありがとうございました

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*1:BE・LOVE(講談社)にて連載されていた日本の少女漫画。競技かるたを題材とした漫画であり、現実の競技かるた界にも大きな影響を及ぼした

*2:滋賀県大津市にある神社。小倉百人一首の一首目を読んだ天智天皇を祀っており、競技かるたの名人・クイーン戦や高校生選手権等の大会が開催されている

*3:この世の終わりの意。一日はメンタルが壊れて人としての活動が困難になること。