もにかのオタク語り

好きな人の真似事で句読点を使いません

【完結編】不純な動機でオタクが山に登る

ただ、言葉を交わしただけだけど守りたいと思った 絶対に達成したかった 最後までやりきった そんな今は清々しい気持ちと達成感で満たされている

 

遡ること約半年前…

Twitter(新X)を京都駅のホームで、塩見岳*1って山があるらしいよなんて投稿を見かけて良いなって思った 思ったら即行動 翌日には会社の登山趣味の人にどんな山か聞きに行った そしたら、素人が登れる山じゃないよって言われて、「それなら諦めよ〜」なんて軽く思ってた

登ろうと思ってたことすら記憶の彼方に行ってしまっていた そして、転機は4/29にやってきた

チェキチャ*2で約1ヶ月ぶりにウッキウキで塩見ちゃんと話してたら急に、「山登るんだよね?」って言われた 咄嗟に出た僕の返答は「当たり前じゃ〜ん」 うーん、今思い出してもやっぱりおバカ でも、大好きな推しメンさんに登る意思を示したのだから引けるわけが無い そんなこんなで、山登りなんて全くした事の無いド素人が塩見岳登頂を目標に山登りを始めた

 

会社で山登りを趣味にしている上司に相談したら、塩見岳に登るまでのロードマップ、"Road to SHIOMIDAKE"を組んでくれた 初心者だからこそ楽しく始めて欲しいとの事で見晴らしのいい山を最初は沢山登った もちろん楽ではなかったけど、山頂まで登ったからこそ見られる景色は最高だった 疲れなんて吹き飛ぶ 初めて1ヶ月で標高差が*31000mを超える山も登れるようになってきた アルプスのある長野に登山遠征もしたし、とにかく楽しみながら山登りの経験を積んでいった

 

もちろん楽しい事ばかりではなくて課題もある 行程が長い山ほど時間はかかるし体にかかる負荷も大きい 早朝から登るので生活リズムは狂いまくりだし、下山中は足が痛すぎる 苦しいこともあったけど山頂の絶景と約束を守りたいという気持ちで登り続けることが出来た

 

そして来るべき9/29

とうとう登る日がやってきた 朝…というか前日の23:30に集合して3:30から登山スタート 眠すぎる… 天気は前日までの予報で晴れのち曇り 山頂での景色には期待できないかなって気持ちと、足を痛めるのではないかという不安を抱えながら登った 心身ともに辛かったけれど山頂まで懸命に8時間歩き続けた そこで見れたのは絶景 少し雲はあったものの山頂まで登ってきた者たちを迎える絶景はそれまでの後ろ向きな気持ちの一切を吹き飛ばしてくれた ここまで来れてよかった…

でも、これだけじゃ終わらないんですよね!

 

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塩見だけ(岳)だよ〜

 

やってやりましたよ!(ドヤ)

これを言うためだけに山登り始めたんです ものすごい達成感に今もまだ包まれています

 

ちょっとした一言で始めた登山 オタクはやれば出来るんだぞっていうのを見せられた気がしている 自分の中にも多くのものが積もった 登山も立派な趣味の一つになったしこの5ヶ月ほどは例年以上に充実していたと胸を張って言える

 

最後に、ここまで連れてきてくれた登山を通じて知り合った方々に精一杯の謝辞を ありがとうございます

*1:長野県伊那市静岡県静岡市葵区にまたがる標高3,052 mの山

*2:オンラインの特典会

*3:登山口から山頂までの高低差